おっぱいが出ない①
授乳が忙しい
産後2日目から授乳が始まりました。
自分から初めておっぱいが出るのを見たとき、何とも言えない不思議な気持ちになりました。
あ、私の体からもおっぱい出るんだ・・・
子供が自分のオシッコが出る瞬間を初めて見るときもこんな気持ちなのかな(笑)
私が出産した病院は、どれだけ赤ちゃんがおっぱいを飲んだか、授乳前後の体重を計ることになっていました。
授乳2日目
20分近くおっぱいを飲ませて
計っても2~3グラム程しか増えていないのです。
なかなか出てこないおっぱいを吸うのに疲れてしまうのか、息子はすぐに寝てしまいます。
足の裏を刺激したりして起こして、飲ませて。
また寝てしまって。
とにかく、全身くまなくこちょこちょして必死で起こしてました(笑)
忙しい。
想像していた穏やかな授乳と全然違う・・・
そして、足りない分はミルクを追加で飲ませていましたが、その頃には疲れ果ててしまって哺乳瓶を咥えながら爆睡です。
毎回のように助産師さんを呼んで手伝ってもらう始末でした。
授乳前のマッサージ、授乳前後のオムツ交換、搾乳、授乳後の乳首ケアを含めたら1時間半近くかかっていました。
また2時間もしないうちに、次の授乳の時間です。
誰かがお見舞いに来てくれていたり、回診があったり、食事をしたりしていると
すぐに次の授乳の時間がやってきます。
入院中って意外とバタバタして忙しくて、体を休めなきゃいけないのに休めないですよね。(もしかして私だけ・・・( ´^` )?)
これから出産する方に
お見舞いは最低限にセーブしておいて、退院して落ち着いてから会いにきてもらうことをおすすめしたいです❁
搾乳が苦手
そして、何よりも私が辛かったのは毎回の搾乳でした。
おっぱいをたくさん出すためにはとにかく赤ちゃんに吸ってもらうこと、搾乳すること。
入院中は1日に7回程授乳していたので、その度に必ず搾乳もしていました。
私の場合、搾乳しても、本当に本当にポタッと滴る程しか出ないのです。
それを20分近く。今にも裂けて切れそうな乳首の痛みをこらえて自分で搾るのですが
前かがみの姿勢なので首は痛い、肩も痛い、乳首も痛い、後陣痛も痛い、お股も痛い。
そうして頑張った成果が5mlも無いのです。
助産師さんを呼んで手伝ってもらってやっと10ml近くになったかな。という感じ。
見なくてもいいのに、助産師さんが持っていたメモをついつい見てしまい、他のママたちとの授乳量の違いに落ち込み・・・
他のママが「搾乳すると余計におっぱい作られちゃうから搾乳はしないでくださいね」
と言われているのを聞いてしまったりして
どうして私のおっぱいは出ないんだろう。と落ち込んだりしていました。
結局、退院の日までおっぱいはあまり出ず、ミルクが大半でした。
今考えれば
焦ったり落ち込んだりする必要はまったく無かったし
むしろ、それがストレスになって余計におっぱいの出が悪くなっていたのではないかと思います。
ほんの少しずつでも、赤ちゃんに飲んでもらったり搾乳を頑張って、
食事をしっかり食べて、温かい飲み物を飲んで、
できるだけリラックスして
そうやって地道に過ごしていれば良かったのだと思います。
それでもおっぱいが軌道に乗らなければ、ミルクに頼ればいいのだから。
だけど、この頃の私は
自分では気づかないうちに”母乳育児”に固執し始めていました。